TPM活動って意味あるの?
こんにちは。
もふもふです。
だいぶブログをサボってしま・・・
いや、さぼってないです。ただ忙しかっただけ。
そういうことにしときましょう。
何が忙しかったかというと、会社で半年に一回行われる無駄イベント。
TPM活動発表会。
TPMとはなんぞやという方は多いと思います。
いや、かくいう私も、入社当時はそんな感じでしたからね。
TPM活動
読み方:ティー・ピー・エムかつどう
【英】:Total Productive Maintenance
TPMとは、Total Productive Maintenanceの略で、「生産効率を極限まで高めるための全社的生産革新活動」である。
TPM活動の基本は、現場の小集団での、設備を対象とした改善活動である。
1971年に提唱され、1980年代に自動車産業で急速に普及し始め、半導体、装置産業に広がり、現在では食品産業などあらゆる業種に取り入れられている。
初期段階は生産部門を中心とした設備の生産性向上を狙った活動であったが、現在では設計・技術部門、事務間接部門も含めた全社活動になっている。
活動のねらいは災害ゼロ、不良ゼロ、故障ゼロなど効率を阻害するあらゆるロス、ムダを徹底的に排除し、生産効率を極限まで高めて行くことであるが、同時にこの活動を通して、そこに働く人々の考え方、行動も変えて行くことを狙っている。
活動は、(1)個別改善、(2)自主保全、(3)計画保全、(4)教育訓練、(5)製品・設備の開発管理、(6)品質保全、(7)管理間接部門の効率化、(8)安全衛生環境の管理 の「8本柱(活動)」で展開していく。
TPM活動は最低3年は必要であるが、完遂した企業では生産性1.5倍、不良1/10、故障1/20 などの大きな効果を出している。
ということです。
まあ要するに
「機械のメンテナンスとか作業の改善とかして、普段の業務効率がよくなったよ?すごいでしょ!!」
みたいな活動ですね。
こういった活動を私の勤めている会社では、それぞれの部門で行って、改善結果やそこまでのプロセスを発表し、会社に褒めてもらうという発表会があるのです。
まあ、発表会があるもんだから、各部門はそこに向けて活動を行って改善をして、自分たちが会社の無駄を削減してきていますよ!!といったアピールをするわけですよ。
でも、それって意味あるのでしょうか。
発表会ありきのグループ活動。
きっとどこの部署も改善活動を行う前から、ここをこうしたらこう改善できて、これだけの結果が出るだろう。これだけの無駄が改善できましたと、報告できるだろう。
という考えの元、活動を行っていると思います。
きっと、普段から改善できることがあってもその時はやらないで、発表会の時のネタになるからその時に改善しよう、とか思っている部署もあるはず。
そうなってくると、ネタがたくさんあって、効果がすごく表れたように見せれる部署、そして、そこに時間をかけれる部署が有利なわけで・・・
まあ、形はどうであれ、一応改善は行っているのだし、全くの無駄とは言えないですが、この活動発表会とても無駄だと思います。
発表する人が一時間程度、それを各部署で行うからほぼ一日使うわけです。
その時点で発表する人の本来働けた一時間分が無駄。
発表会に各部署の役付きの方が集まるので、給料の高い人たちをそれだけ拘束している時間が無駄。
毎月毎月、発表のための指導会とかあるのですが、そこでも役付きが一人(課長職レベル)拘束されているので、無駄。
しかも、毎回上位に入賞する部署は、会社公認でその活動にあてる時間を毎週設定されている。
これで、仕事を考えずに心置きなく無駄な活動に時間をかけ、安定の上位入賞を狙うことができるわけですね・・・
かくいう私たちの部署はそういった時間は設定されておらず、リーダー(私)がサービス残業的に、仕事終わりに残ったり、早めに出勤して活動をしている。
しかも、今会社内で出来上がった製品に少し問題があり、その対応で一日ずっとバタバタしていて、そんな活動とてもじゃないけどできる余裕はない。
しかもその問題は、製造部門で起こっている事なので、そこで対応してくれると全て解決して、今まで通りに事が運ぶ。
こんな見せかけの改善活動とは比べ物にならないくらいの改善効果が出るのに、そこには誰も手を付けようとしない。
ほんと何やってんだと思いますよ。
まあ、ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、本来無駄を取り除く活動であるはずなのに、余計な無駄を発生させているこのイベント、早くなくしてほしいです。
ホントにやるのであれば、もっともっと見直す部分がたくさんあると思います。
どうしてもやるってことなら、やりたいとこだけでやって欲しいものです。